Team:HokkaidoU Japan
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+ | 夏は夜。月の頃は更なり。 闇もなほ、ホタルの多く飛び違いたる。また、ただひとつふたつなど、ほのかにうち光りていくもをかし、雨など降るもをかし。 | ||
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+ | 二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。 | ||
+ | まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。 | ||
+ | 日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。<br> | ||
+ | 冬はつとめて。 | ||
+ | 雪の降りたるは言ふべきにもあらず、 | ||
+ | 霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、 | ||
+ | 火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。 | ||
+ | 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白い灰がちになりてわろし。 | ||
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Revision as of 10:46, 12 October 2014
RNA in Love
INDEX
- Projects
- H-Stem System
- Overview
- Method
- Results
- Conclusion
- asB0034
- Overview
- Method
- Results
- Conclusion
- Length
- Overview
- Method
- Results
- Conclusion
- Outreach
- Highschool Visiting
- Survey
- About Us
- Acknowledgement
- Team
いまはむかしたけとりのおきなといふものありけりのやまにまじりてたけをとりつつよろづのことにつかひけりなをばさぬきのみやつことなむいいけるそのたけのなかにもとひかるたけなむひとすじありけるあやしがりてよりてみるにつつのなかひかりたりそれをみればさんずんばかりなるひといとうつくしゅうていたり。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす 驕れる者も久しからず ただ春の夜の夢のごとし たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ
春は曙。やうやう白く成り行く山際。 少しあかりて紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。月の頃は更なり。 闇もなほ、ホタルの多く飛び違いたる。また、ただひとつふたつなど、ほのかにうち光りていくもをかし、雨など降るもをかし。
夏は夜。月の頃は更なり。 闇もなほ、ホタルの多く飛び違いたる。また、ただひとつふたつなど、ほのかにうち光りていくもをかし、雨など降るもをかし。
秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、
二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。
冬はつとめて。 雪の降りたるは言ふべきにもあらず、 霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、 火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白い灰がちになりてわろし。
冬はつとめて。 雪の降りたるは言ふべきにもあらず、 霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、 火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白い灰がちになりてわろし。